さて、新年度が始まって1か月が過ぎ、修学旅行(中3)や遠足も終わり、第1回定期テストが近づいています。
私は1年間に5回ある定期テストのうち、この第1回目が特に重要だと考えています。
理由は、
「副教科がなく、5科目に専念して勉強できること」
「修学旅行後や、運動会の練習などでテスト勉強がおろそかになる人が多いこと」
「最初の定期テストで満足のいく結果を出せると、その後良い波に乗れること」
などが挙げられます。
メリハリをつけ、しっかりと勉強した人が、目標点を達成できます。
過去最高得点を目指し、頑張りましょう。
当塾では5/19.5/20・5/26・5/27でテスト対策勉強会をおこないます。
外部生の参加も可能です。

私は学生時代、他人とコミュニケーションを図るのがあまり得意ではありませんでした。
1:1の会話ならまだしも、大勢の中で楽しくおしゃべりをするということが苦手でした。
学校のクラスの中で、積極的に手を挙げて発言をすることもなければ、周りの人たちに質問をすることもほとんどありませんでした。
勉強中、自分が分からない箇所が出てきて、先生に質問したいけれど、向こうから「分らんところないか?」と話しかけてくれなければ、恥ずかしくて全く質問できませんでした。
それが悩みでした。
でも、悩み続けているだけでした。
しかし、それは自分にとってすごく損なことだなと感じました。
なぜなら、それは自分が分からないところを放ったらかしにするということだし、それが積み重なれば大変なことになるからです。
この時、
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
という言葉が、本当にそうだなと思いました。
もし今もそういう人がいるなら、それは改めた方が良いと思います。
一歩踏み出して、勇気を出して自分が理解できないところは見過ごさず、質問するべきです。
そうすることによって、しっかりと積極的に考えているんだな、という風に相手からの印象も良くなります。
慈進学塾では、先生と子どもたちとの距離は近いと自負しております。
単に勉強の指導だけでなく、様々な相談窓口としても大いに活用していただけたらなと思います。

当塾から徒歩で15分ほどの場所にある、東大阪市役所に行ったことはありますか?
当然ながらとても立派な建物で、小・中学生のみなさんも東大阪市に住んでいる限りは必ずお世話になる(なっている)はずです。
そのすぐ隣には、大阪府に2か所しかないうちの1か所である大阪府立図書館もありますね。
実は東大阪市役所の22階には、展望台があります。
誰でも自由に立ち入れて、四方の景色が見渡せます。
私も何度か訪れたことがあるのですが、昔、天気が良く空気が澄んでいる日に、遠くに薄っすら淡路島が見え、感慨にふけった記憶があります。
あべのハルカスもはっきり見えますよ。
近くにこんな景勝地があるのは幸せなことです。
心が洗われるので、日ごろの勉強の気晴らしに、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また、同じく22階におしゃれなレストランもありますよ。

私立入試から約1か月が経過し、効率の一般選抜入試もすぐそこに迫ってきました。
私は入試前日、受験を控えている塾の子どもたちに毎年必ずする話があります。

ここまできたね。
明日はいよいよ本番。
今までずっと頑張ってきたけど、それでもやっぱり受験が終わるまでは不安やろうから、先生からお守りをあげます。
お守りといっても、神社で売ってるようなものとはちょっと違う。
ほんで、あげるというより一緒に作る。
紙と書くもの用意して。
まずその紙の表に、
「今まで自分が、志望校に合格するために頑張ってきたこと」
を思い出して書いて。

どんなささいなことでも良い。
早寝早起きを続けたこと。
部活で疲れてても塾に勉強しに来たこと。
嫌いな先生にも悪い態度をとらなかったこと。
テレビやスマホを見るのを減らしたこと。
風邪予防に努めたこと。

みんなそれぞれ自分だけが知ってる頑張りがあったはず。
それをひとつひとつ、思い出して書いてみて。
大丈夫、あとで発表とか言わへんから。

次はその紙の裏に、
「自分のことを応援してくれてるかなと思う人の名前」
を書いて。
よく思い出してや。

お父さん
お母さん
兄弟
担任の先生
先輩

もちろん先生の名前も入れといてね。

よし、これでお守りは完成。
どこにもない、オリジナル。
今までの努力と、支援者。
この2つがそろったお守りほど、ご利益あるものなんてないんちゃうかな。
明日はそれをカバンに入れて、受験会場に持って行っておいで。
先生は何も心配してない。
いってらっしゃい。

このような感じです。
私も昔、

志望校決定時に自分を笑った人を忘れず、途中くじけそうになった時には応援してくれている人を想い、本番には今まで努力を積み重ねてきた自分自身を信じる。

そんな風に受験を乗り越えてきました。
卒業生に偶然町で再会した時、
「あの時のお守り、まだ持ってるよ。」
なんて言われたときには、涙が出そうになりました。
私が塾で関わったすべての子どもたちには、一生の幸せを願うばかりです。

適切な努力を、適切な分だけすれば、目標は達成されます。
しかしその努力の前に、「やる気」がなければどうしようもありませんよね。
自らのやる気は皆無で、強制的にさせられている勉強など無意味です。
時間がもったいないだけです。
ではどうすれば「やる気」は生まれるのか。
簡単です。
「やる気」を生むには、「やる」ことです。
「やる」ことによってやる気は生まれるのです。
逆説的に思われるかもしれませんが、今までの経験を思い出してみてください。
例えば、「学校行くのだるいなあ。行く気起こらんなあ。」と思いながらも、結局学校へ行ったとしましょう。
するとどうですか?
一旦行ってしまえば案外、平気だったり楽しかったりすることの方が多いのではないでしょうか。
私もこのような経験をたくさんしてきました。
このやる気の法則は偶然などではありません。
このやる気の源は、
「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」
と呼ばれる脳内物質が関係しています。
このホルモンが分泌されることによって、やる気は生まれます。
そしてこのホルモンは、動く(行動を起こす)ことによって分泌されるのです。
このように、やる気を出すにはまず自らの行動が肝要です。
これは自転車の漕ぎ始めがしんどくて、スピードに乗れば楽になってくるのと似ているかもしれません。
とにかく、ただ待っているだけではやる気はなかなか出ません。
まず動いてみることです。

本日2月10日、大阪府の私立高校入試がおこなわれました。
朝、私が以前勤めていた学習塾での生徒を駅で見送りに行ってきました。
その時に毎年思うことですが、私が生徒に勇気・元気を与えに行っているはずなのに、逆に私も勇気・元気をたくさんもらいます。
不思議です。
1、2年前とは比べ物にならないほどの成長を実感します。
私立専願の生徒には、

「ついにここまで来た。よく頑張ったね。」

と言ってあげたいところですが、最後の大一番を終えてから、存分に称えてあげたいと思います。
生徒が見えなくなるまで笑顔で送り出すことができました。

併願の生徒はこれから本命の公立が控えています。
くれぐれも体調面に気をつけて。
健康は目的ではありませんが、最初の条件です。

明日・明後日には私立の合否がほぼ出ているでしょう。
無事に戦いを終え、後悔なく家に帰ることを信じながら、これから1年後、2年後にきたる受験を迎える私の大切な生徒の大切な授業の準備をすることにします。

「~(科目)は苦手で・・・。」
よく耳にします。
私も中学校時代は苦手だと思っていた科目がありました。
しかし、苦手・得意なんてものは案外いい加減なものなのです。
それは、ひとえに「知識量」が関係しています。
苦手だと感じるのは、それの知識量が足りていないからです。
そしてそれは、努力でなんとでもなります。
苦手な科目に粘り強く向かい合い、努力を続けていると必ず成果は出ます。
そして点数が上がってくると、いつの間にか「苦手」が「得意」に変わっています。
そう気づいた時には、自分自身の努力を認め、存分にほめてあげましょう。

勉強というものは、「できる」かどうかではありません。

「やる」かどうかです。

苦手科目なんて無いに越したことはありません。
得意は武器です。
きたる受験当日にはフル装備で挑めるよう、今から準備していきましょう。

明けましておめでとうございます。
私立の入試まで1ヶ月を切りましたね。
越冬の先には必ず暖かい春が訪れます。
寒さが厳しいので、体調を崩さないように細心の注意を払いましょう。
身体が何よりの資本です。


さて、本題に入ります。
小学校では今年度から、中学校では2019年度から、「道徳」が正式な科目として扱われます。
正式な科目ですのでもちろん教科書が存在します。
その教科書には「アンパンマン」や「ちびまる子ちゃん」、「あしたのジョー」など、子どもたちに馴染みの深いアニメが題材として使われています。
その中で私が特に気になったのが、「ドラえもん」です。
「ドラえもん」に登場する多くのキャラクターの中でも「のび太」にスポットを当て、多面的な生き方を学ぶという内容です。
この道徳の教科書の紹介ページを見た時、私が以前読んだことのある「のび太という生き方」という本を思い出しました。
いつもドジで、泣き虫で頼りないのび太。
だけど誰にでも優しく、最終的に自己で問題を解決するなど、とてもすばらしい一面もある、のび太という1人の人間の魅力について書かれた本です。
「のび太」と聞けば、いつも困ったことがあるとドラえもんに泣きつくという駄目なイメージが先行しがちですが、吟味していけば誰しも共感できる部分があるはずです。
私自身も、共感しつつ、お手本にしたい部分が見つかりました。

「どんな人にも良いところと良くないところがあり、表面的な部分だけを見て人を判断するべきではない。」

こういった人間性を学ぶ題材として、道徳の教科書に「ドラえもん」を取り入れるのは良いことだと思いました。
ジャイアンやスネ夫、ドラミなどにもスポットが当たれば、また違った人間性の捉え方ができるんでしょうね。
ちなみに「のび太という生き方」という本は当塾の文庫棚に置いています。
読んでみたい人は貸し出しますので言ってくださいね。
他にも色々な本があるので、また紹介しようと思います。

自宅や塾などで、イヤホンを挿して音楽を聴きながら自習をした経験はありませんか?
私はあります。
色々な実験はされていますが、音楽を聴きながら何かの作業をすることは依然、肯定派と否定派に分かれています。
親御さんなどからは、勉強中に音楽を聴くことに関して、否定的な意見をよく聞きます。
私も以前まではそうでした。
しかしここ数年で、強く否定はできないようになってきました。
というのも、何かに対して頑張って取り組みながら聴いていた音楽は、折に触れて再びその音楽を聴いてみると、その当時の記憶がよみがえり、

「またあの時のように頑張ろう。」

と、やる気スイッチのような働きをすると気づいたのです。
気になって色々と調べてみると、実際にそのような客観的なデータも見つかりました。

だから、もしお子さんが、音楽を聴きながら勉強をしていても、頭ごなしに注意するのではなく、しばらく様子を見てみるのも良いかもしれません。
でも、音楽のリズムに乗っているなど、他から見て明らかに勉強に集中できていないなと思う場合は別ですよ。(笑)

今日から12月が始まりました。
2018年の訪れもすぐそこです。
今年やり残したことはありませんか?
このまま2017年を終えて、後悔することはありませんか?
今ならまだ間に合うので、2017年の集大成として、充実したラスト1ヶ月を過ごしましょう。


さて、以前ある学習塾で講師をしていた頃に受け持っていたS君(現在中学3年生)から、先日連絡が来ました。
それだけでも充分嬉しいのですが、内容がさらに嬉しいものでした。


「先生!五ツ木の結果信じられへん(笑)」


といったメッセージと共に、五ツ木(中学3年生を対象とした、関西圏最大規模の公開模擬テスト)の直近の結果の写真が送られてきました。
以前までE判定だった彼の第1志望校の判定は、B判定でした。
彼もとても嬉しいのでしょうが、私もとても嬉しい気持ちになりました。


「受験生がみんな頑張るこの時期に結果が出せるのは、S君がみんなよりも前からずっと頑張ってきた証拠やで。油断せずに、あともうちょっとやな。」


と返事しました。
彼は以前、成績に伸び悩み、第1志望校をワンランク下げるか悩んでいました。
しかし、今下げてしまったらモチベーションが保てなくなると、結局諦めずにそのままの第1志望校を目指し続けていました。
そのことを考えると、今回の結果は当然といえば当然かもしれません。


今から彼の第1志望校の合格証書を見るのが楽しみで仕方ありません。


「合格おめでとう。よく頑張ったな。」


早く言ってあげたいですね。

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